有機への取り組み Organic matcha

戦後、工業化が進み飛躍的に生活が変化し豊かになった反面、気候変動をはじめ地球温暖化によるさまざまな異常気象や食品中への化学物質の汚染などが地球規模で深刻な問題となっています。こういった状況の中、自然環境の保護と「安全な食品」への消費者の関心は高まっています。
葵製茶では、1998年にJONA(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会)に加盟し、有機認証を取得しました。
その後、JAS法が改正され、2001年4月に有機JAS認定(農林水産省登録認定機関OCIAジャパン)を取得しました。2007年には有機JAS認定に加え、NOP(米国統一基準:National Organic Program)認定を取得し現在に至ります。
葵製茶と契約栽培をしている有機栽培の茶園では、遺伝子組み換えの技術を用いず、化学的に処理された肥料や薬剤を使用せずに栽培が行われています。
このような取り組みを今後も更に続け、葵製茶はこれからも安全かつ環境にも健康にもやさしいお茶を作り続けていきたいと思っております。
OCIAジャパン

生産農家にききました

葵製茶と共同で有機栽培茶の生産に取り組んでいる下山村生産農家のみなさんにお話をききました。

下山村生産農家のみなさん

成瀬さん

そもそも有機栽培茶をつくろうと思ったきっかけはなんでしょうか?

生産者成瀬さん
もともと父親の代から下山村で茶栽培に取り組んでいたんです。有機栽培茶へ転換するきっかけは、父親が茶畑に消毒を撒いていたときに、皮膚がすごく弱かったせいもあるんでしょうけど、それに「国の安全基準を満たした散布農薬でも体に合わない人がいるかも。使わずに育てられないだろうか。」と思ったのが始まりでした。今はアトピーのお子さんも多いですし、毎日飲むお茶だからこそ安心・安全なものを提供しなくてはいけないと思っています。
生産者近藤さん
私も父親の代からお茶を作っているんですが、自分の代になって改めて「経費のかかる農薬をやめてみたらどうだろう?」と思ったのが最初のきっかけですね。もともとこの下山村は比較的標高が高く、虫が大量に発生しにくい環境にあるんです。そこでわざわざ経費と手間をかけて農薬を使うこともないと考え直してやめてみたんです。そうしたら意外に虫がつかず、丈夫な茶葉に成長するんですよね。体にも安全だし、農薬を撒く手間も省けるし一石二鳥だと。

有機栽培茶を作るうえでの苦労話を聞かせてください。

生産者近藤さん
草取りです。虫は全くつかないというわけではないので茶畑の草取りはこまめにしていますね。そもそも虫は草につくんですが、茶葉のほうがおいしいのでお茶の樹のそばに草が生えてると虫が草から移動しちゃうんですよ。だからもうひたすら草取りをしています。それとほぼ毎日コツコツ管理日誌をつけて茶葉の生育状況を監視していますね。
生産者成瀬さん
私は摘んだ茶葉の加工に凄く神経を使いますね。茶葉は摘んだ瞬間から発酵・・つまり傷んでいきますからすぐに蒸して加工しないと品質が劣化していしまいます。だからお茶摘みの時期は、慎重にタイミングを見計らって段取りよく素早く行動しなきゃならない。結構大変です。でもここで加工がうまくいくとうまみのあるおいしい有機栽培茶ができるので、生産農家の腕の見せ所だと思って頑張っています。

最後にお客様へ一言コメントをお願いします。

生産者成瀬さん
毎日飲むお茶だからこそお客様にに安心しておいしいお茶を飲んで欲しいですね。自分も子供がいるので思うのですが、環境にもやさしく、体にもいいお茶を次の世代に残していくためにこれからも有機のお茶作りを頑張っていきたいと思います。
生産者近藤さん
一般的な有機栽培茶は苦味が出やすいんですが、私どもと葵製茶さんが作った有機のお茶は苦味が少なく美味しいと言っていただいております。そういったお客様の声を聞くと本当に励みになりますね。
これかもお客様に「おいしい」と言っていただけるようなお茶作りに取り組んでいきたいです。